僕が思う職人の在り方3選
職人とは…
手先の技術によって物を製作することを職業とする人(広辞苑調べ)
熟練した技を持った職人さんが日本中にたくさん存在しています。
ですが、職人さんは減る一方…
たくさんの職業がありますが、大工として又、設計士として、
建設業に25年以上携わってきたからこそ感じる僕の勝手な思いになりますので、予めご了承ください🤣笑
①意識は高く
当たり前のお話しになりますが…
金物一つを取り付けるにしても、色んな決まり事があります。
また、図面があるなら当たり前ですが図面通りに作り上げる。
また、ピッタリとくっ付けるとこは、一分の隙間もないほどピッタリとくっ付ける!
このように、指示があれば指示通りの施工を。
まずは、求められていることをキッチリ施工することを考える。
そこから先は仕上がり具合や使い勝手等を考えて、職人のこだわりを持って対応していく。
細部の細部まで指示があれば良いのですが、なかなかそれも難しく、実際には作り上げる職人にしかわからない世界があります。
自分のこだわりを織り交ぜながら造りあげると、その物に愛情もわいてくるのです。
与えられた課題をこなすのはもちろんのこと、それだけではプロの職人とは言えないのではないかと僕は考えています。
②仲間を大事に
昔の大工さんは、頑固親父が一人で黙々と仕事をするイメージがあると言われたことがあります。
また、電気屋さんが大工さんにお酒を持って挨拶に来ていたこともあると、父に聞いたことがあります。
けど、そんな仕事のやり方では、今は仕事ができません。
今や家づくりはチームでする時代。
そのチームのメンバーは職人達の集まり。
みんなが『自分の仕事だけ』をしてる現場は、正直殺伐としています…
そんな空気感の現場は良い環境ではないですよね。
それは、お客さまにも伝わってしまいます(・・;)
それぞれが相手のことを考えて
『ここまでしとけば楽にうごいてくれるかな?』
『今日はここをするって言うてたから、僕はこっちをしよう。』
それぞれが仲間のことを考えて動いてくれるメンバーたちとの現場はやっぱり和気藹々✨
現場の空気を考えて動く、これも大切な要素だと思います。
③経験が武器に
思うように仕事が出来なくて不甲斐ない思いをしたり、親方に怒られたりしたりと、一人一人に厳しい下積み時代があり、数年かけて一人前へと成長していきます。
一人立ちが出来たとしても、そこでまた新たな問題が発生して、考え、迷い、悩み、時には失敗したり…
ハラハラドキドキ、またはワクワクしながら一生懸命に造り上げる。
これが職人の最大のアドバンテージ。
簡単そうに造り上げているように見えるのは、このアドバンテージがあるからこそ。
家の仕上がりは携わる職人さんで、全く違う物になります。
斬新なデザイン、快適な設計が出来たとしても職人さんがいなければ先に進まない。
今やなんでも自動化になっていくと言われ、無くなっていく職業もあるとニュースでも話題になっています。
けど、お客様の要望をくみ取り、お客様の未来と笑顔を想像して一つのものをチームで作り上げる。
そして、お客様の最高の笑顔を目の前で見ることができる。
こんな気持ちが味わえるのはモノづくりに携わる者の醍醐味なのでは無いかなと思います。
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仕事の数より職人さんが足りない時代。
今後、更に数が減ります。
簡単に手に入れられない難しさはありますが、コツコツ頑張って続けていけば修行時代には感じることができない本物の大事さやこだわりが生まれてきます。
どんな職業でも同じなのですが、ただ目の前の仕事をこなすのではなく、仕事に対するそういう思いは大切にしていてほしいなと常考えています😆
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