父と大工と僕の仕事
急に暑くなりましたねぇ…😫
まだ6月だけど彦根市でも35℃を越える猛暑日が続き
日差しも強く、日焼け止めや熱中症対策が必須となっております・・・
みなさんも水分をしっかり摂って
くれぐれも無理をしないでくださいね!
って事で
今回は僕が大工の道に進むきっかけとなった
父との仕事の思い出をお話ししたいと思います。
①最初の一歩は父のお手伝い
今では考えられないことですが💧
40数年前のまだまだ色んな事が緩い時代
僕が小学校の低学年の頃は父のお手伝いと称して
大工をしていた父の現場によく連れて行ってもらっていました。
一応、父の仕事のお手伝いという名目で
ちょっとした掃除の手伝いをしたり
釘抜きと言われれば釘抜きを取りに行き
さしがね(大工道具)と言われればさしがねを取りに行き
簡単な手元作業をしておりました。
また、手伝いに行った日の僕の期待はもう一つ!
父から飲み物の買い出しを頼まれた時に
おやつを少し買ってきても良いよっと言ってもらえるか笑
手伝いに行っているんだけど
休憩時間の10時、15時がとても待ち遠しくて✨
めでたくおやつの購入の許可が出た時には
ウキウキしながら飲み物の買い出しに行ってた事を
今でも鮮明に記憶しています笑
今思えば、大工になるという道は
この頃から自然と頭に入っていたんだと思います。
②父の裏技から学ぶ
大工としての父の仕事もとても素晴らしかったのですが
何より父の仕事の仕方で覚えているのは
お客様や近隣の方とコミュニケーションを取るのが
とても上手だったな〜と感じています。
当時、お世話になっていた工務店さんからは
トラブルになってしまったお客様のところには
父に大工さんとして現場に入ってもらい対応をして頂きたい
と言われていたんです。
実際、こんなエピソードがありました。
お隣さんと騒音問題でトラブルが起きていた現場があり
またまた父に指名が入り、僕も一緒にその現場に入りました。
最初こそ色々とお客様から苦情があがっていたんですが
段々と『休憩の時にこれ食べてくださ〜い♬』と
三色団子やコーヒーを出して頂いたり
お客様の表情が日々変化していったという思い出があります。
今思えば父も大変だったこととは思いますが
何件かのトラブルを実際に事前に回避出来たのを
目の前で見ていて感じたのは
焦ることなく、挨拶から始まり
ちょっとした時に声掛けをしている父の姿
大工だから大工の仕事をすれば良いというのではなく
現場でも普段の私生活でも
威張ることなく傲ることなく人と接してはりました。
僕の今の仕事の在り方は
この父のお客様への対応する姿が根底にあるんだと思います。
③修行時代の父の一言
職人あるあるだと思うのですが
仕事は手取り足取り教えてくれることは有りません
基本は見て覚えろです
何度も何度も見て、覚えろ。
こと細かくは教えてくれませんでした。
今となればわかるのですが
体で覚える感覚的な部分もあるので
1〜10まで全ての説明するのは難しいのです。
とはいえ、実際に施工する時には
父に都度確認してから施工しておりました。
例えば、床柱。
一本、数万円もする柱を施工ミスした時がありました💧
それでも父から言われたことは
『お前が失敗するのは想定内。それでも、やってみないとわからないことがあるやろ。
だから、やらせるんや。失敗したなら、その柱を使って練習してみ。』と。
失敗しても決して声を荒げて怒る親方ではなかったです。
僕もそこは引き継いているのか
声を荒げて怒ることはありません。
ですが、お客様から
『旬さんは優しいけど厳しいよね笑』
とはよく言われるんですよね・・・
あれ?😆?
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大工さんとして現場に出ていた時も
お客様と設計の打ち合わせをしている時も
僕の仕事には父から学んだ色々が
たくさん身についているんだなぁと
今回改めて感じました✨
お客様の大切なおうちですから
当たり前の事ですが妥協なく
本気の提案をし続けていきたいと思います😊
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