本格木造軸組構法と性能
「どんなにカッコ良くても寒い家は嫌だ」
そんな人増えてます
ちょっと難しいかもしれませんが、
大切なご家族を守る安心な暮らし、快適な住み心地を実現するため
性能のこと知ってください
木造軸組み工法とは、「柱と梁を組み合わせて家を建てる工法」をいいます
日本古来から伝わる伝統工法を時代に沿った建築基準法に合わせ進化させてきました
日本で建設される戸建住宅の7割以上がこの工法です
構造の継手、仕口に様々な金物を用いて耐震性能を向上させているうえ、間取りや構造の自由度が高く、拘りを持ったお客様にピッタリな工法です
更に構造の自由度も高いので、リフォームや家族構成の変化に合わせたリノベーションも容易であることが特徴です
しかしながら欠点もあります
それは「寒いこと」と「木がクサると弱い」事
寒さを防ごうとして断熱材を入れると結露して木が腐食
地震で倒壊するのはいつも結露で木が腐食した古い家
毎日を暖かく暮らせて、しかも永く住んでも木が腐食しない工法を目指して遂に完成しました
耐震性能
2018年に起きた震度5以上の地震は9回
日本で住まい手を守るために切っても切り離せないのが耐震性能
一定の揺れに耐えられるように建築基準法の中で耐震基準が定められています
熊本地震を目の当たりにして
震度7を2度観測した益城町に足を運び見て、計算だけでは地震に強い家はつくれないと感じました
瓦が落ちている家が圧倒的に多く、耐震のために設置されているはずの筋交いが折れ、その役割りを果たしていない例も多くみました
それらを踏まえ、屋根は軽い素材のカルバリウム鋼板を使うことで瓦のように落ちて怪我や事故が起こる心配もなくなり、屋根が軽いと耐震性も上げ、構造用面材を使うことで筋交いのように折れて本来の機能を果たさないことを無くします
地震対策は屋根から
どうしても瓦がお好きなら別ですが、重さが瓦の4分の1で済むガルバニウムをおすすめする6つの理由
1、屋根が軽いと耐震性能が格段に上がる
2、台風や竜巻でずれたり、めくれたりしにくい
3、地震などで瓦が落ちると職人さんが少ないのですぐ直せない
4、断熱性能と防音性能は断熱材の仕事で屋根材は関係ない
5、メンテナンスがとても楽
6、将来、太陽光発電など載せるなら尚更
屋根は雨風だけでなく紫外線等の影響を受け、家で一番早く痛む場所です
谷樋など必要ないようなシンプルな屋根形状にして耐久性ある屋根材は一番長持ちします
もし台風とか地震とか来なかったら、屋根緑化が最高に楽しい
温熱環境と省エネルギー性能
温熱性能
省エネルギー性能だけ上がっても暮らし方が同じなら、光熱費が下がるだけで、勿体なくて暖房しなければ魔法瓶と同じで、その寒さが保温されてしまいます
よく間違えておられる方がいますが、高性能とは光熱費の削減のためにあるという考え方は古く、現在は健康で長生きできる環境で暮らすためにするものです
家が寒いから、部屋を暖房しないから、冷え症になって体調を崩している人がたくさんいます
温熱性能を上げると、お風呂の天井は必要無くなりますので、最新の家でも一番寒いお風呂場が一番温かくなり、ヒートショックなんて起こらない環境にできます
断熱性能
断熱性能は高いほど良く、同じ性能なら厚い方が良いです
でもとても大切なことは、断熱材に湿気を吸わせないこと
鍋つかみが濡れてたら土鍋を持った瞬間に火傷してしまうように、濡れたものは熱を伝えてしまうのは科学的な常識。断熱するなら乾いていることは絶対条件です
もう一つ大切なのは経年変化しない事
ウレタンは、スニーカーの底と同じで、湿気の給放出で加水分解されてしまいます
経年変化しない断熱材はグラスウール(ガラス)かロックウール(鉱物)しか、ないと思います
永く住む家だからこそ、見えない所は気を付けたいものです
気密性能
気密性能は、完成した家の隙間がどのくらいあるかを測定する試験で、この数値が大きいほど勝手に外の空気が室内に入ってきます
風が冷たい寒~い冬の日
築30年以上なら1時間に3~5回
最近の新築なら1時間に2回
高気密住宅でも1時間に1回
勝手に空気が入れ替わります
どんなに暖房しても寒いハズですね
その現象が起こらなくなるのが、「C値=0.36以下」で旬スタイルの気密目標値です
高性能と言われるC値=0.5~1.0では止まりません
どんなに高性能な厚い断熱材を使っても隙間だらけじゃちっとも暖かくならないということです
防湿性能
断熱材に湿気を吸わせない唯一の方法は防湿
弊社は透湿抵抗0.144(㎡・s・Pa)/ngという、世界最高性能で防湿します
そんな性能は必要無いという方もいるんですが、大抵は使ったことがない方が言います
シミュレーションの結果は定常的な環境だけの結果であり、もっと寒くなる日ももっと暑くなる日もありますし、何よりもっと室内に潤いが必要です
結露するから加湿しないで下さいと言われるそうですが、加湿しても結露しない家を建てましょう
気密性能=防湿性能ではないので、間違えないようにしましょう
どんなに気密性能が高くても防湿素材でなければ、壁の中に湿気はどんどん湿流します
防湿性能の高いもので気密性能を上げる
これにより初めて、断熱材が湿気を吸うこともなく、外のホコリが勝手に入ってくることもなく、断熱材が安定して性能を発揮できる状況を作り上げることができます
J-2×HYBRID(ジェーツーバイ・ハイブリッド)工法
旬スタイルの最高級グレードに採用
気密性能を最大限に活かす断熱性能をセット
外が寒いと逆に楽しくなる最高のリラックスな暮らしをお約束します
木造軸組工法の設計自由度はそのままで、コストと工期のかかる付加断熱をせずに2×4や2×6工法以上の外皮(断熱)性能を発揮する事が可能な画期的工法
壁断熱材の厚さは180mmが標準
断熱材も、付加断熱工法のように外部から充填する事がないので雨や台風で濡れて品質や性能が低下してしまうリスクもなくなります
第一棟目が栃木市に完成
延べ面積60坪と大きな家ですが6帖用2.2kwのエアコン2台のみで真冬(1月・外気温0℃の時)にリビング・脱衣・浴室・トイレ・寝室・玄関において常時25℃以上という圧倒的な高性能を発揮
※2016年3月に特許取得済